LEDコンパス
この章では、micro:bitのLEDを利用してコンパスを作ります。本物のコンパスのように、私たちのコンパスも北を指し示さなくてはなりません。そのためにLEDマトリクスを利用しましょう。外縁に配置されたLEDのひとつを点灯させ、そのLEDが北を示すようにします。
磁場は、ガウスやテスラで測定される大きさと、方向を持ちます。micro:bitの磁力計は外部磁場の大きさと方向の両方を測定しますが、その結果はmicro:bitの軸に沿って分解されたものとして提示されます。
磁力計は、みっつの軸を持っています。X軸とY軸は直角に交差して平面に伸びています。Z軸はその交点から「上に」突き出ているイメージです。
I2の章ですでに確認しましたから、磁力計のデータをRTTコンソールに出力し続けるプログラムは書けるはずです。そのプログラムを書き終えたら、あなたの場所での北を確認してください。それからmicro:bitをその方角にぴったりと向けて、センサがどのような値を出力するか観察してください。
次に、ボードを地面に対して平行を保ったまま90度回転させてください。X、Y、Z軸の値はどう変わりましたか? もう一度90度回転させてみましょう。値はどうなりましたか?